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経営知識

経営戦略の立案

企業は、経営理念などを現実化するために、経営戦略を策定し実行する。従って戦略は経営理念に反したものであってはならない。また、経営戦略は次のプロセスを経て決定し、実行される。「経営理念→ドメインの決定→経営戦略案の策定→経営戦略案の選択→経営戦略の実行→成果のフィードバック」

経営理念とは

企業が経営していくうえで、原則的・恒常的な価値観、行動基準を示したもの。事業領域や目指す全体像を示すことで事業の方向性を示し、組織を一つにまとめる。

経営目的経営理念によって導かれる企業が向かうべき目的のこと。
以下の2つに分けることができる。
経済的目的→成長性、収益性、生産性など
非経済的目的
経営目標経営目的を具体的な数字で表したもの

ドメインとは

ドメインとは、企業の活動領域のこと。どのような市場で、どのように競争して、どんな優位性を発揮するかという基本方針をここで定める。決定のタイミングは環境分析の後。ドメインを設定することで、最も大切な「コア・コンピタンス」もより明確になる。

誰に(WHO)自社のターゲット顧客
何を(WHAT)ターゲット顧客が求めているもの
どのように(HOW)限られた経営資源をどのように活用するか
エイベルの3次元定義

ターゲット顧客が求めているもの(ニーズ)については、注意深く考える必要がある。高級旅館に宿泊する顧客が求めるものは、日常生活では体験できない経験や、安らぎ、ブランドホテルに泊まっているという優越感であって、1泊数千円のビジネスホテルへ求めるニーズと全く異なることを認識する必要がある。もちろん複数のドメインを設定することもできるが、中小企業では限りある経営資源が分散して効果が薄れるため、デメリットが大きい。

ドメイン決定のメリット

ドメインを決定するメリットは、自社が戦う土俵を定めることによって、意思決定の範囲や焦点を絞ることができることにある。また、必要、不要な経営資源が明らかになるため、経営の効率化が図られる。そして、営業面では企業内外に自社のアイデンティティをアピールできるなどのメリットがある。ドメインを策定する際に、広すぎると焦点がぼけること。狭すぎると成長の可能性が狭まってしまうことに留意する必要がある。また、設定したドメインは、社内外で浸透されることで、効果を高めることができる。

コアコンピタンス

企業の持続的な競争優位の源泉であり、他社がまねすることができない企業の能力や技術のことである。中小企業は一般的に経営資源が少なく、不得意な分野はアウトソーシングすることでコストを抑えつつ、コアコンピタンスを見つけて、重要度の高い項目に経営資源を集中させる戦略が有効といえる。

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